帝人物流/物流倉庫を新設/EC物流に対応

2021年06月30日 (水曜日)

 帝人フロンティアの子会社で運輸・倉庫および物流サービスを展開する帝人物流(大阪市西区)は物流ネットワークの拡充、事業拡大を図るため、大阪府摂津市にトランスファーセンター(商品を在庫せず納入された商品を迅速に仕分けして配送を行うタイプの物流センター)の機能を備えた消費財向けの物流倉庫「摂津物流センター」を開設し7月1日から営業を開始する。

 新設によって事業拡大に取り組むとともに巣ごもり消費や取り扱い数量の増加が見込めるEC物流に対応するため、同社としては初めて関西地区に拠点を設けることにした。

 開設するのは、大阪の中心地から約15キロ、京都の中心地から約30キロの地点。6キロ以内に複数の高速道路の出入り口があるなど消費地に近く、時間指定の納品に対応しやすいトランスファーセンターにもマッチしている。

 倉庫は3階建て、総床面積は約1万8千平方メートルと大型。各フロアの天井高も6メートル以上あり、面積当たりの積載効率が高い構造に設計した。