物流の効率化で「サステナブル活動賞」受賞/東レ

2021年07月02日 (金曜日)

 ユーピーアール(upr、東京都千代田区)のアクティブタグを搭載した「スマートパレット」を業界で初めて利用した、東レの取り組みがこのほど日本物流団体連合会が主催する「第22回 物流環境大賞」の「サステナブル活動賞」をuprと共同で受賞した。

 東レはuprが開発したアクティブRFIDタグを搭載したスマートパレットを利用して東レ製品の一貫パレット輸送を実現した。

 これにより、トラック運転手の手荷役を大幅に解消するとともに労働環境の改善、物流の生産性向上を実現。パレットの追跡が可能になったことで、効率的なパレット回収網を確立し、CO2排出量の削減も達成した。

 具体的には、CO2排出量を83%削減、製品積み下ろし時間を75%短縮、事務作業効率化で作業時間を100%削減、トラック待機時間を38%削減、物流事故(破袋)を35%削減――を実現したという。

 環境負荷や運送会社の負荷低減に貢献したことが評価され、今回のサステナブル活動賞の受賞に至った。