ごえんぼう

2021年10月06日 (水曜日)

 一般紙で度々見掛けるのが「学生服の値段が高い」という記事。最近、埼玉の高校が制服にユニクロを採用することも話題になった▼そういったニュースのコメント欄にはいつも「安い方が良い」「家計負担の軽減になる」との声。ある学生服メーカー首脳は「暴利をむさぼっているわけじゃないのに」と嘆く。確かに大手でさえ利益率は決して高くない▼昨年の衣料品輸入浸透率は97・9%で、国産数量は年間約8千万点。以前、本紙が大手の生産責任者の座談会を開いた時、国産の約15%が学生服との見方だった。当然それが安い海外製に置き換われば、国産はさらに減ってしまう▼入学式にみんなでおそろいの制服を着られるのも国内に安定した生産基盤があるからこそ。食料自給率ですら低いのに、衣料品までこれ以上海外製ばかりで良いものか。安さに走った結果、「衣食足りず礼節を知らない」未来になることだけはごめんだ。