東レ ユニフォーム事業/「&+」「エコディア」拡販/全国6都市で個別商談会

2021年11月01日 (月曜日)

 東レは2021年度のユニフォーム事業で、環境、安全、着用者の快適性をコンセプトに開発した素材を拡販する。ペットボトル再生繊維「&+」(アンドプラス)やストレッチ「ライトフィックス」、抗ウイルス加工「マックスペックV」などを打ち出し21年度からの業績反転を目指す。

 同社は10月21日に大阪本社で予約制、完全入れ替え制で個別商談会を開催した。その後、東京、名古屋、児島、福山、福岡で同様の商談会を開催し、22年シーズン向けの戦略素材群を訴求する。

 20年度は新型コロナ禍で苦戦を強いられたものの、21年度に入り業績は回復基調に転じ、「上半期は予算をクリアした」(梅田輝紀機能製品事業部長)と言う。

 特に引き合いを集めたのが環境配慮型素材。部分バイオポリエステル「エコディア」や、トレーサビリティーと白度にこだわって開発したアンドプラスを引き続き前面に22年の商戦に臨む。

 適度なストレッチ性が快適な着心地をもたらすライトフィックス、「プライムフレックス」の販売も好調で22年商戦でも拡販を計画する。使い切りの保護服「リブモア」では20年度、3倍増の販売を達成した。近々、新タイプを投入し21年度は倍増以上の販売を計画する。