スタイレム瀧定大阪/インドネシア法人が活動開始/独自開発や販売の拠点に

2022年03月31日 (木曜日)

 スタイレム瀧定大阪(大阪市浪速区)のインドネシア・バンドン法人が3月から事業活動を開始した。名称はスタイレムインターナショナルインドネシア。社長にはバンドン駐在員事務所長を務めていた遠藤勝久氏が就いた。

 同社は2019年にバンドン市に駐在員事務所を開設。スタイレム瀧定大阪日本本社の調達サポートのため、生地仕入れ先の開拓や生地開発、縫製工場の開拓などを進めてきた。昨年8月に法人化の登記を済ませていた。

 今後は、現地仕入れ先からの直接仕入れと販売先への直接販売、原料や生地を同国国内で備蓄販売、同国オリジナルの糸や生地の開発と縫製までの一気通貫のサプライチェーン構築を進め、納期短縮や独自性発揮につなげる。

 「インドネシアの強みを生かしたモノ作りを進める」とともに、環境や社会に配慮した商品開発にも力を入れる。将来的には同国で開発した生地の日本以外への輸出や内販にも取り組む。