光学用「ポバール」フイルム増設/クラレ

2022年05月18日 (水曜日)

 クラレは液晶ディスプレイ(LCD)の基幹部材である偏光フイルムのベースとなる光学用「ポバール」フイルムの増設を決めた。

 倉敷事業所で年産3200万平方メートル分を増やし2024年年央から稼働させる。これで同フイルムの生産能力は年産2億9600万平方メートルに増強される。

 LCD市場はテレビの大型化に伴いLCDパネルも今後、大型化が進むとみられている。光学用ポバールフイルムの需要は拡大基調にあるため、クラレは今回、増設することにした。

 増設する新系列を大型偏光フイルムの生産効率向上に貢献する広幅タイプのフイルムの生産が可能な設備とした。