伊藤忠繊維CO/6期連続の最高益
2007年05月01日 (火曜日)
伊藤忠商事繊維カンパニーの2007年3月期の連結決算は、アパレル系の事業会社などが好調に推移したこともあり、純利益が前期比21億円(14・1%)増の171億円と6期連続で過去最高益を更新した。
売上高は同2・1%減の8065億円、売上総利益が同1・4%増の1246億円、営業利益が同6・8%増の316億円だった。テキスタイル事業など国内川中分野で顧客を絞り込んだことから売上高は減収となったが、05年度に投入した「レスポートサック」「ポールスミス」「フィラ」などのブランドビジネスが好調に推移し、増益に貢献した。
今期は新規ビジネスの推進とM&A(企業の合併・買収)の拡大でブランドビジネスを一段と推進するほか、中国で07年から展開するレスポートサックの店舗を今期中に20店舗まで拡大するなど海外事業での収益力を強化する。
OEM、本体で強化
収益構造の悪化しているアパレル製品OEM(相手先ブランドによる生産)事業について、岡藤正広専務繊維カンパニープレジデントは「もう一度見直して力を入れる」と今期のポイントに挙げる。他の大手総合商社がコスト削減のため、次々とOEM事業を分社化するなか、岡藤専務は「子会社として外に出すよりも、本体の中で強化する」とし、あくまでも本体の事業としてOEM事業を再構築する。小杉産業の支援やジャヴァグループへの出資などアパレルとの連携も生かして、従来とは異なるビジネスモデルを目指す。07年度は純利益「190億円程度」を計画するが、岡藤専務は「気持ちとして今期の達成を目指したい」と純利益200億円の大台達成を視野に入れる。




