東レ/シルエットの「造形美」 08春夏マテリアルで追求
2007年06月11日 (月曜日)
東レは、08春夏向けに、素材の特性を生かし、シルエットを重視した「造形美」を具現化する。
布越しに映る洋服のシルエット――。東京・港区のスパイラルホールで7・8日に行われた「ウィメンズ&メンズ マテリアル展」。会場入り口には、通常展示されるプロモート製品はない。マネキンの前に大きな布が天井から覆いかぶされ、背後から照明を当てることにより、布に「影」を浮かび上がらせた。
この影こそが、今回、東レが追求した「シルエット」だ。合繊素材だけが持つコントロールしたハリ感で、ボリューム感のある強弱や造形的な丸み、スリムなラインを表現。ボトムを細身にすることで、シンプルで着こなしやすいシルエットを提案した。
今回、重点素材として掲げたシルキー素材「ソワニール」では、ふっくらとした丸みのあるクチュール感覚を表現し、ナイロンとの交織で、造形にこだわった製品を展示した。ハイマルチコンパクト織物の代表素材「アーティローザ」で培ったポリエステルとナイロンの複合紡糸技術を高度化した世界最高水準の細繊度複合分割糸「アーティローザ ディノーバ」では、軽さと繊細さ、パウダータッチを訴求。マットな光沢で艶感を具現化した。また、特殊ポリマーで構成するローカウント原糸を駆使した「クラシノーヴァ」では、“どこか懐かしさを感じるのに、とても新しい”風合いを提案。レトロでハードな印象を与えながら、その中にある「柔らかさ」を追求した。
さらに、今展では環境対応製品「エコドリーム」として、「フォレッセ」「爽竹フィルーナ」「リサイクロン」を提案した。とくにフォレッセは、世界で初めて溶融紡糸法による製造を可能にしたセルロース系繊維で、婦人アパレルでのアイテム展開に期待が寄せられる。




