テクテキスタイル/スマート繊維に注目

2007年06月14日 (木曜日)

 【フランクフルト=角秋雄】産業用繊維・不織布専門国際見本市、テクテキスタイルが12日、ドイツのフランクフルトで開幕、午前から出展者の予想を上回る人出でにぎわった。主催者のメッセフランクフルトは午後2時現在の来場者が2年前の前回展並み、と発表した。会期は14日までの3日間。

 テクテキスタイルは、世界を代表する高機能繊維、繊維機械、化成品などのメーカーが集結し、最先端の技術を含め、あらゆる製品を紹介している。革新的なコンセプト、それに基づく素材・製品、アイデアと出会う場であるとともに、新たなビジネスチャンスをつかめる場でもある。

 出展者は1086社(43カ国・地域)で、前回の1076社(47カ国・地域)を若干上回った。地元ドイツの376社を筆頭に、イタリアの110社、フランスの93社が続く。日本からの出展者は8社だが、欧州法人として参加している企業が数社ある。また、アジアからの参加は、中国54社、台湾20社、韓国12社など前回より増えた。

 今回注目されている分野は、機能素材などのスマート・テキスタイル、建築素材、3D(立体的)テキスタイルなどで、関連ブースはにぎわっている。

 テクテキスタイルには多くの繊維機械メーカーが参加しているが、機械の展示や実演が少ない。その中で島精機製作所は15ゲー ジのホール・ガーメント機1台を展示実演、注目を浴びた。同展への参加は2回目で、機械の実演稼働は初めて。ターゲットは治療用、運動用などメディカル・サポーターや針金を編む自動車用、フィルター用などの産業資材。

 また、化成品メーカーのハンツマンは、難燃剤など産業資材向けに8つの新商品を発表した。

 テクテキスタイルと同時に開催されている革新的アパレル素材のアバンテックスは、欧州7カ国から33社が参加、テクテキスタイルと同様、会場がにぎわいをみせた。