独テクテキスタイル/旭化成せんい 初出展
2007年06月20日 (水曜日)
12~14日に、独フランクフルトで開催された産業用繊維・不織布専門国際見本市「テクテキスタイル」では日本の合繊メーカーが数社出展し、独自素材をアピールした。
今回初出展の旭化成せんいは、新不織布「プレシゼ」と熱成型スパンボンド不織布「スマッシュ」のほか、ポリケトン繊維「サイバロン」、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維「ソロテックス」を出品。「来場者の反応が良く、今後の期待は大きい」と言う。
テクテキスタイル出展の常連であるクラレも新商品の紹介に重点を置き、活性炭素繊維「クラクティブ」、水蒸気不織布、ポリアリレート繊維「ベクトラン」、PVA繊維「クラロンK―2」などグループ企業製品も含めて提案。とくに、製品に近い形での提案を行っていた。
東洋紡は「まだまだ知名度は高くない」として、PBO繊維「ザイロン」に絞って出品。東レはPLA(ポリ乳酸)繊維、PPS(ポリフェニレンサルファイド)繊維、PTFE繊維(フッ素繊維)など。帝人はテイジン・トワロンのパラ系アラミド繊維「トワロン」など、各社の出品内容は独自の高機能繊維が中心を占めた。