続・繊維の基礎講座〈染色加工〉(35)

2007年09月11日 (火曜日)

染色の実際-10-

◆アクリル繊維の染色

 カチオン染料の染着座席となるのは、アクリロニトリル(85%以上)に共重合されている成分や触媒がもたらすスルホン酸基である。これらはメーカーによって異なるため、その染色速度や飽和値(座席量に対応する染料の量)などの染色特性にかなりの差がある。

 アクリル繊維のガラス転移点付近(...

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