旭化成せんい/ユニチカ 中国不織布展に初出展 輸出強化策の一環

2007年09月14日 (金曜日)

 旭化成せんいとユニチカは10月22~24日、上海国際展覧中心で開催される上海国際不織布材料展覧会(SINCE07)に初出展する。旭化成せんいは新不織布「プレシゼ」、熱成型スパンボンド不織布(SB)「スマッシュ」、活性炭複合SB「セミア」などポリエステルSBが中心、ユニチカは綿100%スパンレース不織布(SL)「コットエース」を出品する。

 2社のSINCE出展は輸出強化策の一環。旭化成せんいの雛元克彦スパンボンド営業部長は「まずは当社の低目付不織布の良さを海外企業に知ってもらうのが第一義」と述べ、今春の独テクテキスタイルに続き、急きょSINCE出展を決めた。現在、ポリエステル・ナイロンSBの輸出比率は2%程度に過ぎない。

 ユニチカは今春の米不織布展「IDEA07」に続く海外展示会への出展。津川優上席執行役員スパンボンド事業本部長は「米国への再輸出も含めてSLの加工業が来場する可能性がある」として、同社も急きょ出展を決めた。

 ただ、2社とも今回のSINCE出展は感触をつかむという意味合いが強く、継続するかどうかは未定だ。