ポロ・ビーシーエス/2000年からグループ12社が協働
1999年11月26日 (金曜日)
日本での「POLO」の商標権を持つポロ・ビーシーエス社(大阪・高井洋一社長)は二〇〇〇年から、「ポロ・ブリティッシュ・カントリー・スピリット(B・C・S)」のコラボレーションプロジェクトを立ち上げる。インナーからカジュアル衣料まで十二社(十一月十九日現在)に「ポロ・BCS」のブランドを供与、初年度はグループで量販店向け中心に三十億円の売り上げを見込む。
今回の「ポロBCS」のコラボレーショングループは、単なるライセンスビジネスではなく将来にわたって継続可能な取り組みを前提としたプロジェクトと位置付ける。各企業間でコラボレーション(協働)することで、ブランド自体の資産価値を高めていく。また、eコマースなど新たな事業展開についての研究も行う。
現在までのプロジェクトグループは、メンズ関連がスーツ・ジャケットのリオンドール(大阪)、カジュアルブルゾンが岐阜武(岐阜)、カットソーとセーターが三高(東京)、カジュアルパンツはハワード(東京)、ドレス・カジュアルシャツはカネタ(大阪)。
レディース関連はヒロタ(岐阜)。子供服はカイタックインターナショナル。ナイトウエアはカイタックファミリー。紳士肌着が公冠(大阪)、レディース・子供肌着が東京ダンケ(東京)、ソックス、ストッキングがグンゼ(大阪)。帽子が山豊(東京)の十二社。また、生産などのビジネスサポートとして繊維専門商社の豊島(名古屋)が加わる。
ポロ・ビーシーエス社は肌着メーカー公冠の関連会社。日本での「POLO」の商標権を持つ。米国ポロラルフローレン社とは友好的な関係にある。「POLO」ブランドとしては、肌着を主体にした「ポロ・BCS」を発売し着実に売り上げを伸ばしている。