クラボウ「スピンエアー」/綿中空糸で織物も
2000年07月10日 (月曜日)
クラボウの「スピンエアー」は同社が推進する「一村一品運動」に基づき生産は丸亀工場で行う。
異なる素材を芯鞘構造に紡出する技術「フォーカスメソッド方式」とクラレが開発した溶剤湿式ゲル紡糸による新合成繊維「クラロンK―Ⅱ」(PVAタイプ)を芯に使用する。
後工程で芯部を溶解した綿の中空糸であるため、軽量でバルキー性に富み、ソフトな風合い、吸水速乾性、保温性などの特徴を持つ。
ただ、「スピンエアー」は織物にすると中空部分がつぶれてしまうため、これまでタオルやセーター、ジャージなどのニットに絞っていた。
その中空部分を維持する技術も確立できたことから、デニムを手始めに織物展開も始めた。
輸出にも力を入れており、99秋冬物からイタリアなど欧州向けに糸輸出を始めており、今年度の輸出比率は二〇%(糸ベース)になる見通し。
用途は国内同様、セーターやタオルが中心だが、米国を含め海外市場の開拓に取り組み、ブランドの浸透を図る考えで、ホームページにも英文で「スピンエアー」の紹介を行う。




