往来 伊藤忠モードパル/宮脇俊夫社長

2000年08月01日 (火曜日)

 「大手商社は関連会社や下請けの企画会社に丸投げするのが普通。当社は自己完結型で顧客に密着している強みがある」と強調するのは伊藤忠モードパルの宮脇俊夫社長。同社は〝商社〟を半ば捨て、「アパレル企画生産会社」に変身した。SPA型アパレルとの関係が深まり、思い切った事業転換が功を奏し始めた。「当社は洋服好きの者が集まっている。〝好き〟だけで事が運ぶものではないが、顧客の身になって仕事を進める」と、大阪から東京に移って意気軒昂だ。