インドに現地法人 販促・サービスを拡充/村田機械

2007年11月09日 (金曜日)

 村田機械はこのほど、インド・デリーに現地法人ムラタ・マシナリー・インディアを設立すると発表した。10月25日付でインド政府から設立認可を取得。11月下旬から繊維機械のマーケットサポート、アフターサービスや部品販売など業務を開始する。資本金は1500万ルーピ(約4500万円)。村田機械が90%、村田パーツ販売が10%出資する。

 村田機械は、1991年の貿易自由化以降、インド市場への本格的な繊維機械輸出を進めてきたが、これまでは現地代理店などを通じて販売やアフターサービスを行ってきた。近年、主力製品である自動ワインダーの販売が2002年からの5年間で10倍以上の100億円以上にまで拡大した。こうした急激な拡大に対応することと、現地顧客からの要望を技術開発に反映させ、インド市場との関係強化のために、今回の現地法人設立を決めた。

 ムラタ・マシナリー・インディアは、デリー、ムンバイ、コインバトールの3カ所に拠点を設け、地域に密着した事業展開を行う。初年度7000万円、2年目2億7000万円の売り上げを計画する。従業員は45人。会長には村田機械の村田大介社長が就き、CEO兼社長に木村秀敏常務繊維事業部長が就任する。