JFW―JC 開催迫る(3)

2007年11月15日 (木曜日)

三備/最新の独自デニムなど披露

 広島、岡山両県にまたがる織物産地の「三備」からJFW―ジャパン・クリエーション(JC)へ出展する企業は、大手デニムメーカーのカイハラをはじめショーワ、須磨商事、ダックテキスタイルと広島県織物構造改善工業組合、備中織物構造改善工業組合、美希刺繍工芸。いずれも定番のデニムなど、既存の製品を出品するとともに、08秋冬向けの新作の数々を披露する。

 今回、団体として初めて出展する広島県織物構造改善工業組合は、地元機業が作るデニムやカジュアルテキスタイルを全国にアピールし、「多くのアパレル関係者に備後のテキスタイルを見てもらいたい」(桑田和雄常務理事)と意気込む。なかでも来シーズンの新しいジーンズ用デニムの新作が見どころだ。

 同組合員の篠原テキスタイルと山陽染工はともに組合ブース内に別途コーナーを設け、初出展。「今回の結果が良ければ続けて出展を考える」(両社)と前向きな姿勢を見せる。

 岡山県井原市を拠点とする備中織物構造改善工業組合からはデニム織布業のクロキ、日本綿布、吉和織物、吉河織物が出展。出展によりこれまで多くの取引先を獲得、ビジネスに結び付けた。

 クロキは「出展は日ごろのビジネスの延長」(黒木立志社長)と、ショーワとともに積極的に進めている欧州市場開拓の一方、国内市場のさらなる拡大のきっかけになるよう同展を活用する。

 吉和織物は「種類豊富に出品し、どんな商品にニーズがあるか見極めるのによい展示会」とJCでマーケティングにも力を入れる。

 複数回出展のダックテキスタイは今回、従来型のハンガーに吊るして見せる手法を改め、同社が進めるカタログを使ったビジュアルなプロモーション“デニムセレクション”をブース全体に“編集”して接客する。三原龍二社長は「ジーンズ用の厚地デニムを強力にアピールできるJC」に期待する。

 このほか、JCで多くの「賞」を受けてきた“技巧派”の美希刺繍工芸は、引き続き刺繍編み機を使った新作を出品。「通常の織機では絶対不可能な編み機による“テキスタイル”」などはとくに見ものだ。