伊藤忠/08秋から「ポール&ジョー」

2007年12月21日 (金曜日)

 伊藤忠商事は、08秋冬から仏デザイナーズブランド「ポール&ジョー」と「ポール&ジョー・シスター」の衣料品と化粧品以外の日本市場販売についてマスターライセンス契約し、アクセサリー類のライセンス展開に乗り出す。5年後には小売価格で売上高30億円を見込む。

 同ブランドは仏デザイナーのソフィーアルブが発表するコレクション。全世界に45を超えるショップと、数百に及ぶ高級ブティック、ニューヨークのバーニーズ、ロンドンのハーベイ・ニコルス、パリのプランタンなどの一流デパートに販売網がある。

 衣料品ではルックが、化粧品ではアルビオンがライセンスを持ち、お互いに日本市場でのブランド販売拡大とビジネスの活性化を目指すことで、ブランドホルダーであるソフラーヌ社と合意した。ルックは08秋冬からポール&ジョー・シスターのライセンス展開を始める。

 エリット、ブルーミング中西、大沢商会グループ、内野などをサブライセンシー企業に、アクセサリーアイテムとしてファーストラインのポール&ジョーでは時計、眼鏡、ネクタイを、セカンドラインのポール&ジョー・シスターがバッグ、革小物、ハンカチーフなどの販売を予定する。

 これらの2ブランドに加え、新たに日本発信として「ポール&ジョー・メゾン」としてタオルグッズやインテリアなどへも商品群を拡充。衣料品とのコーディネートを重視しながら、高い品質基準と、統一感のある展開を目指す。