インターテキスタイル上海/来場者は1割減の4万9000人/不況映し海外客中心に後退

2008年10月30日 (木曜日)

 メッセ・フランクフルト〈香港〉は29日、同社など主催のテキスタイル見本市「インターテキスタイル上海アパレルファブリック2008」の会期4日間(20~23日、上海新国際博覧センター)の来場者数を82カ国・地域から約4万9000人と発表した。

 昨年実績は98カ国5万4148人だった。1割の減少になる。内訳は未発表だが、世界的な景気後退を反映して、海外客が減ったと見られる。

 出展者数は30カ国2559社(中国1826社、海外733社)であり、昨年の2003社(うち海外609社)から3割近く増えた。

 来年も10月20~23日の開催予定で、うち20日はスペシャルバイヤーズデーとなる。

 同所で併催された「CINTEテクテキスタイルチャイナ2008」(20~22日)の来場者は49カ国・地域1万2800人(前回06年展は59カ国・地域7249人)と7割超の伸びで、併催効果を表した。

 「ヤーンエキスポ秋2008」(21~23日、上海国際会議センター)の来場者数は43カ国・地域2768人だった。昨年同季の実績59カ国・地域3730人から後退した。