伊藤忠/ライカから婦人服「ランバン オン ブルー」
2009年05月11日 (月曜日)
伊藤忠商事は、マスターライセンス権と独占輸入販売権を持つ「ランバン」で、ブランド生誕120周年を機に、ライカ(大阪市中央区)と「ランバン オン ブルー」の婦人服に関するサブライセンス契約を結び、10春夏から発売する。初年度は小売価格で10億円、5年後には45億円の売上高を計画する。
ライカでは05年から「ランバン コレクション」の婦人服を手掛け、40~50代を対象に全国の百貨店でインショップ形式での販売を進めてきた。08年は小売価格で昨年対比104%と順調に推移、プレタポルテカテゴリーのなかで認知度を高め、60億円の売り上げ規模を誇る。
今回、ランバン オン ブルーの婦人服を発売するのは若い世代に客層を広げるのが狙い。30~35歳をターゲットに、フランス本国のエッセンスを取り入れたラインの構成比を30%にまで高め、ブランドのアイデンティティーを明確に打ち出すことで高付加価値をアピール、従来のキャリアとは一線を画した位置づけで取り組む。
商品構成はジャケット、ワンピース、ニット、カットソー、ブラウス、スカート、パンツのアパレルのほかに、バッグやシューズ、アクセサリーの雑貨アイテムが20%を占める。小売価格はジャケットが3万~4万円、ワンピースが2万円後半~4万円前半、ボトムスが2万~3万円前半。百貨店と都心ファッションビルのインショップ、コーナーによる販売を予定し、約50平方メートルの店舗を中心に初年度10店舗、5年後には30店舗まで広げる。
伊藤忠では02年からランバンのブランド展開を開始、現在「ランバン(インポート)」など5つのラインに20社のサブライセンシー企業が参加し、小売価格は300億円超となっている。