英TTEL/産資強化で構造転換/テクテキスタイル初出展
2009年06月19日 (金曜日)
【フランクフルト=西田貴夫】東レの英国のポリエステル長繊維織布・染色子会社であるトーレ・テキスタイルズ・ヨーロッパ(TTEL)は産業資材用織物を強化している。
同社は16~18日、ドイツ・フランクフルトで開催された産業用繊維・不織布専門見本市「テクテキスタイル」に初出展したが、唐沢明会長兼社長は「衣料用ポリエステル長繊維織物は構造問題から欧州域内での需要が減少している。一方、産業用は現地需要があり、現地供給が求められる。今般の経済危機から現在の需要は落ち込んでいるが、構造的な問題ではない」と強調。産業資材用織物を強化することで、事業構造の転換を進めることを改めて示した。
すでに、衣料用ポリエステル長繊維織物の需要減から、産業用を中心とするその他分野は3分の2を占めていると言う。「従来のポリエステル長繊維織物がゼロになったわけではないが、多くが中国縫製であり、中国での生地調達に変わっている」。同社の主力顧客であったマークス&スペンサーも100%、中国を中心とするアジア縫製という。
このため、同社は産業用など新規分野の商品開発を強化し、構造転換を進めることで、収益性の改善に取り組む。
テクテキスタイルでは、メタ系・パラ系アラミド繊維やフッ素繊維を使った防護服向けの「サーモガード」、メディカル用の「シー・イット・セーフ」、さらに金属代替として繊維によるベアリング製品などを出品。また、「エボリューション20」のブランドによるナイロン66織物などを提案した。




