上海で3展同時開催/相乗効果により需要喚起

2009年08月20日 (木曜日)

 【上海支局】25~27日、上海新国際博覧中心でホームテキスタイル、糸、ニットの繊維関係3展示会が同時開催される。昨年までは別々に開かれていたが、同期間・同会場にすることで、相乗効果を発揮し需要を喚起する。中国国際貿易促進委員会紡織行業分会副会長で、中国家紡行業協会副会長の楊兆華氏は「昨年から3展覧会同時開催の構想を持っていた」とし、出展者とバイヤー双方の立場から3業界の接点を見いだし、潜在市場を掘り起こす展示会にしたいと話す。

 インターテキスタイル上海(ホーム)はインテリア関係の総合展示会。今年で15回目になる。全9展示館・展示総面積は10万3500平方メートル、24カ国・地域から約800社の出展を予定している。昨年の来場者は3万2539人だった。

 糸の展示会であるヤーンエキスポには7カ国・地域から84社の出展を予定している。出展者は昨年より29社増えた。昨年は44カ国・地域から2768人が来場した。

 中国国際ニット博覧会は、ランジェリー、スポーツ、カジュアル、Tシャツなどニット衣料の展示会。昨年より34%多い163社が出展。09/10年の国内インナートレンド分析なども行う。

 主催はいずれも中国紡織工業協会、貿促会紡織分会、メッセフランクフルト〈香港〉など。