日本の図柄に人気/デザイン会社が継続出展

2009年08月27日 (木曜日)

 【上海支局】27日まで上海新国際博覧中心で開催中の「インターテキスタイル上海(ホームテキスタイル)」には日本から7社・団体が出展しているが、メーカーの出展はなく、多くがデザイン会社である。継続出展も多く、日本の図柄の人気は高い。

 ファインアート(京都市)は3回目の出展となるが「過去2回に比べると来訪者数が格段に多く、商談も進んでいる」と手応えを語る。日本の伝統的な柄を基本にしながらも、中国人好みのデザインに工夫をこらし、価格も中国市場向けに設定している。

 「花柄プリントのほか、素材を変えて遊び心を交えた図案も人気がある」というのは、2回目出展のアトリエ・ミネエダ(同)。初日午前中は人数が把握できないほどブースに人が殺到した。「翌年の出展を意識して毎年出展することにしている」と長期的視野で中国市場開拓に取り組む構えだ。

 今回のインテキ(ホーム)は、ヤーンエキスポ、国際ニット博覧会と同時期、同会場開催となった相乗効果もあり、来場者は初日で2万782人、うち海外からは1137人だった。