東レ・榊原定征社長/金塔産業勲章を受章

2010年04月27日 (火曜日)

 東レの榊原定征社長はこのほど、東レグループを代表して韓国が産業人に対して授与する勲章としては最高の大韓民国勲章「金塔産業勲章」を受章した。贈呈式は23日、ソウルの新羅ホテルで行われた。

 東レグループの韓国での事業活動は、63年にコーロンの前身である韓国ナイロンへの製造技術の供与に始まり、71年には同社に出資、72年には三星グループの中核企業である第一合繊へ資本出資した。また、87年には大韓精密を設立し、95年に三星グループとの間でIT素材・部材の合弁会社STECO、STEMCOを設立、99年にはセハンから繊維・ポリエステル事業を継承して東レセハンを設立している。現在、韓国の東レグループ6社の合計売上高は約1兆4000億ウォン(約1200億円)で、雇用する従業員数は約2300人になる。