日本化学繊維協会/テクテキと各産業をマッチング/中国の高機能繊維開発が加速

2010年04月28日 (水曜日)

 日本化学繊維協会の大八木成男会長は27日、本委員会後に開いた会見の中で、産業用繊維の拡大のためテクテキスタイルと各産業界とをマッチングさせる場の整備が必要との考えを示した。大八木会長は、経済産業省の「今後の繊維・ファッション産業のあり方に関する研究会」に参加した感想について「化学繊維が日本の成長戦略に寄与するためにも、テクテキスタイルを盛り上げることを国として考える必要がある」とコメント。そのためには日本の各産業界とのマッチングがポイントの1つになり、国による基盤整備とともに、「化繊協会の役割も高まってくる」とした。

 また、本委員会では中国繊維産業についての調査報告がなされた。報告によると、中国ではPAN系炭素繊維など高機能繊維の設備能力が第11次5カ年計画を上回る形で推移。技術にはまだ差があるものの、豊富な人材や充実した繊維系研究機関、軍事用途という側面からの大きなバックアップなどから、「中国の高機能繊維の開発はこれからますます加速していくとみられる」という。