(株)カケン/青島科鑑検験を移転/東莞分公司8月末開業

2011年08月12日 (金曜日)

 検品の株式会社カケンは6月に青島科鑑検験の工場を移転し、流通加工も行える約1万2000平方メートルのスペースに業容を拡大した。また、深せん科検服飾整理の分公司を東莞市に設け、8月末から主業務を開始する予定だ。

 カケンは中国・上海の宝山と青浦、大連、青島、北京、南通、深せん、煙台の8カ所に検品センターを有する。このうち、青島の青島科鑑検験は6月下旬、青島市の輸出港である黄島に通じる中黄埠工業区内に移転した。五十嵐俊夫社長は「検品会社としてサービス機能をより強化するため、青島では検品に加え、アソートなど流通加工も行うことにした。このため、物流が便利で、よりスペースのとれる中黄埠工業区内に移転した」という。建物面積は約1万2000平方メートル、220~230人の体制だ。

 また、深せんは「人件費も家賃も高騰している。将来のコストを考えると東莞市に移転するのが望ましい」と判断。従来の深せん科検服飾整理は事務所として残しながら、検品受託業務の受け皿としての分公司を東莞市に新たに設ける。

 新設の「深せん科検服飾整理有限公司東莞分公司」は東莞市鳳崗鎮竹塘管理区浸校塘工業区振塘路16号(電話0769・8207・2500)。建物面積6650平方メートル、100人体制で8月末スタートを予定する。