第16回チャイナファッションフェア会場から/第16回CFF閉幕/新たな日中協力の方向性示す
2011年09月05日 (月曜日)
「第16回チャイナファッションフェア(CFF)」(中国中紡集団主催、日中経済貿易センター協力、本社ダイセンなど後援)が2日、閉幕した。展示面積、出展社数とも過去最大規模となった今回のCFFでは、従来の「中国から日本」という動きの進化とともに、次代の繊維産業における日中の協力関係の方向性が見えてきた。
主催の中国中紡集団の李蘭副総裁が、今後は日本からの製品、ブランドの導入に対しても積極的にサポートしていくことを表明するなど、双方向の取り組みを強化していく方向を示し、新たな日中の協力関係を進めていく第一歩となった。
主催者によると2日日(1日)の来場者数は約1500人だった。次回「第17回チャイナファッションフェア」は2012年4月17~19日に大阪市中央区の「マイドームおおさか」で開かれる予定。
大連華絨服装/ストレッチダウン披露
昨年の東京展に続き2回目の出展となった大連華絨服装は布帛とセーターそれぞれの部門がブースを構えた。ダウンや中わたを使ったアウターを得意とする布帛部門は、今回の展示会で中国メーカーの素材を活用したストレッチダウンウエアを打ち出した。機能性の高い商品で現在、3000万~4000万ドル規模の日本向けのビジネスを拡大する。
山東錦茂進出口/次の一手が必要
山東錦茂進出口はCFF開催以来出展を続けている、日本向けニットの輸出では山東省で最大の商社。ニット、スポーツウエアを得意としており、商社や量販店を中心に対日貿易の歴史も古い。
加工賃が安い国への生産シフトが進んでおり、同社では受注数が減っている現状。スイムウエアなど難しい縫製技術を要する分野でもインドの技術が高くなってきた状況も指摘し、「次の一手を真剣に考えなければならない」という。
青島帝欧国際貿易/日本との取引通じ成長
青島帝欧国際貿易は2回目の出展。ニット子供服やメンズアウターを中心のOEMで、納期の確実さや品質について顧客から評価を得ているという。そんな同社も、人件費の高騰には頭を悩ましている。ベトナムやバングラデシュなど加工賃の安い地域へ生産の移行が進み、日本からの受注数が減っているのが現状だ。
同社では、日本とのOEM取引で培った高品質の製造技術を生かし、新たな一手を模索し始めている。デザイナーを雇い入れて自社ブランドの設立やODMの強化を進めている。
青島中通泰和商貿/新たな取引開拓狙う機能素材アピール
青島中通泰和商貿は今回が初めての出展。対日貿易自体は10年の歴史があり、寝装品を中心に他の展示会へ参加経験もあるという。衣料分野の取引先拡大のため、CFFへの出展を決めた。
同社のブースでは「接触冷感」や「発熱素材」など、取り扱う機能素材をアピールする張り紙が目立つ。コストアップ要因が利益を圧迫するなか、機能素材を使った付加価値の高い製品の開発に積極的に取り組んでいる。
青島盛豊嘉貿易/企画力、デザイン力に自信
青島盛豊嘉貿易は今回が初めての出展。婦人服を中心にニット、布帛、カットソーのOEMとODMも行っている。先染めボーダーのカットソーやニット、セットアップのカットソーに人気が集まっているという。
同社は、中国内販の拡大を今後の重点方針に掲げている。日本からデザイン、技術、ブランドの導入に積極的で、自社ブランドの展開もスタートした。企画力とデザイン力に自信がうかがえる。





