ブランド表示物メーカー/中国拠点の拡充相次ぐ/新規商材の生産も
2011年10月04日 (火曜日)
順調な業容の拡大を背景に日系のブランド表示物メーカーの中国拠点の拡充が相次いでいる。 (上海支局)
テンタックの現地法人、上海天徳商標は大手SPA向けなど主力の日本企業向けが好調で、売り上げが前年比約40%増で推移している。山口晴樹総経理は「年間では20~25%増の伸びになるだろう」と慎重な見通しを示す。まだ絶対量は小さいものの、欧米アパレル向けも伸びてきているという。9月に、従来の第1~3工場のうち第2と第3工場をまとめて移転拡充し、第1工場とした。従来の第1工場は第2工場となる。新工場は従来の7500平方㍍から1万2500平方㍍へと拡大。新築物件1棟と隣接する棟の1階を借りた。統合することで、生産効率が向上することに加え、設備の増強なども検討する。さらに、RFIDタグの製造設備も導入していく予定だ。今月開かれる「インターテキスタイル上海展」で、中国で初めて同タグを披露するという。
小林織ネームの上海現地法人、上海小林商標製造は第1工場を1995年に稼働させ、2005年に第2工場、続いて第3工場を設けた。9月、従来の第1~第3工場を移転統合し、拡大した。新工場は自社物件で、面積は従来の2倍の1万4000平方㍍へと広がった。宮川正隆総経理は「統合することで、効率的になり、生産量も増やせる」と説明する。設備の更新や導入などについても今後検討を進めていくという。
小林織ネームが転写マーク製造の三英ケミカル(香川県高松市)との合弁で、8月に設立した小林三英〈上海〉商標製造も合わせて移転している。
今年の同社の売り上げは前年比2けた%増で推移している。大手SPA向けや欧米向けの拡大に加え、新規獲得が寄与した。
尾崎織マークの中国現地法人、南通尾崎豊商標制作は9月中旬、販促用バッグの縫製工場を稼働した。従来からの工場敷地内に500平方㍍の新工場を建設し、ミシン30数台の規模でスタート。佐々木良典総経理は「スペースには余裕があるので、販売状況を見ながら拡大していきたい」と説明する。
従来、店舗でのイベントや雑誌付録などの販促用バッグは協力工場を使い生産してきたが、内製化により品質の安定を図る。今後は日本での企画力と品質の安定を武器に販売の拡大を目指す。すでに従来から中国国内アパレル向けにも実績があることから、中国国内アパレル向けにも自社工場を活用し、提案していく。




