インターテキスタイル上海レビュー(6)製品差別化へパーツ提案/日系副資材企業
2011年11月02日 (水曜日)
【上海支局】「第17回インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」では、副資材館が前年比57%増と大幅に拡大された。E7号館、N5号館を使用し、2万5000平方メートルの展示面積に約490社が参加。日系副資材企業は製品の差別化に向けた独自のアパレルパーツを提案した。
SHINDOの現地法人、新道良質〈上海〉貿易は世界市場で活躍する「SIC」ブランドに加え、中国製品を紹介した。中国製では新商品だけでなく、未発売の商品もそろえ、中国製の定番商品も充実させていく。デザインの凝ったものへの関心が高く、堀健一高級経理は「中国アパレルも付属品で差別化しようという意識が出てきている」と指摘する。
増見哲の現地法人、上海増見哲国際貿易はレースに絞り込み、出資する工場とともにブースを構えた。山本欣悟総経理は、「日本の品質レベルの商品と備蓄体制をアピールしたい」と言う。
「品質だけでなく、機能への関心も高まっている」と指摘するのはミツボシコーポレーションの井手一夫専務服飾資材事業本部長。現地法人で出展した同社は吸湿発熱や抗菌など機能性のある資材を紹介し、好評を得た。
高田釦貿易は初出展。パールコーティングしたボタンや貝ボタンを提案した。高田真志氏は「国内客が多く、多くの商品に関心を持って見てもらえた」と手応えを感じている。
東海サーモの接着芯地製造販売子会社、莎摩服装輔料〈上海〉は軽量の毛芯などを紹介。商品より商談を重視し、商談スペースを広くとった。藤田雄二総経理は「ローカル企業が洗濯対応などに興味を持っていた」と話す。
テンタックはRFIDタグを中国で初披露。同社のRFIDタグはコンパクトなことに加え、重ねても一括読み取りが可能。金明氏は「100枚まで重ねても読み取ることができる」と説明する。同タグの製造設備を上海現地法人にも導入していく。
サンファッションは新規客の獲得を目指しリバーレースを紹介した。同社の扱いはリボンやテープなどが多いが、リバーレースでインナー分野など新規取引先を開拓する。松岡正樹営業部長は「年を追うごとに来場者が増えている」と手応えを感じている。
松久の上海松久服飾は資材から雑貨、生地まで紹介した。姜旭春副総経理は「日系企業へのPRをはじめ、新規中国ブランドも獲得したい」と話す。
島田商事〈上海〉はグローバルな商品供給体制をアピールした。スポーツやカジュアル関係を重点的に紹介したほか、佐藤淳一総経理は「アパレルの中国内販も見据えて提案していく」と話す。
アイリスの子会社、上海愛麗絲服装輔料は中国国内と欧米販路の開拓のため、ボタン中心に出展。蘇州や大連の自社工場製商品を重点的に提案した。田中圭総経理は「売り上げ拡大のための基盤が出来てきた。今年から来年にかけて売り上げを拡大したい」考えだ。
次回の同展は2012年10月22~25日に同じ上海新国際博覧センターで開催される。




