東レ機能製品事業部/機能を分かりやすく/見せ方工夫してアピール

2011年11月07日 (月曜日)

 東レの機能製品事業部は今後の拡販で、ユニフォーム向け機能素材が持つ機能を、取引先顧客やエンドユーザーに対して見せ方を工夫し、分かりやすくアピールしていくことを重視する。

 先日、東西で開かれた機能製品事業部の展示会「SATISFACTION for nextage」では、同事業部が展開する機能素材を「グリーンイノベーション(リサイクル)」「スクール(学生衣料)」「アドバンスドモデル(高機能衣料)」「ココラック(レディースユニフォーム)」「リアルガード(ワーキング・サービス)」の分野に分けて展示したが、随所に見せ方の工夫が見られた。

 高機能衣料では、ストレッチ素材の伸び具合を紹介する3D映像を作成して上映し、来場者の関心を集めていた。ほかにも学生衣料ではロッカールームを模した什器を使用するなど素材と機能と用途が一目で分かるような展示となっていた。

 また、素材カタログをiPadで検索できるようにデジタル化、会場でも見られるようにしていた。アパレルや販売会社の営業マンがiPadを持って営業するスタイルが増え、「データを送ってほしい」という要望が増えたことに対応した。将来的には素材紹介のムービーなども入れて、より分かりやすいデジタルカタログへと進化させる。

 同社では「こういう展示会を通して、最終的にはエンドユーザーにより分かりやすく素材の機能が伝えられれば」とし、今後も機能の分かりやすさを重視した販売活動を展開する。