検品のカケン/アセアン事業拡大へ/バングラに現法設立

2012年03月22日 (木曜日)

 検品会社のカケンは、中国での展開を進めてきたが、4月からインドネシア(ジャカルタ)とバングラデシュ(ダッカ)での検品を始める。今後もアセアン地域での業務を拡大していく。

 同社は北京、大連、青島、煙台、上海(宝山、青浦)、南通、深と、中国に8拠点を有する。五十嵐俊夫社長は「中国は人件費上昇などの課題がある。縫製産地も移動しており、中国ではS&Bを進めながら、主要拠点の分公司を作り、検品からアソートまで展開する事業を構築していく」考えだ。

 一方、チャイナ・プラスワンにも対応し、カケンテストセンターと合弁で検査・検品を一貫で行う新会社「カケンインドネシア」を設立、4月から検品業務を担う。

 また、バングラデシュ・ダッカに「カケン・バングラデシュ」を開設し、4月から検品事業(出張検品中心)を始める。日本在住のバングラデシュ人のラーナー橋本氏と業務提携を結び、50人体制でスタート。カケンから1人派遣し、ラーナー橋本氏が社長に就任する。1年後に200人体制に拡大する計画だ。