ダイワボウアドバンス/「フィラ」でテニスウエア/13春夏からスタート
2012年06月21日 (木曜日)
ダイワボウアドバンスは「FILA」ブランドの新たな展開として、テニスウエア(紳士・婦人)をコレクションのラインアップに加え、13春夏物から製造・販売する。ゼットとの取り組みによるもので、初年度3億円(小売価格)、2年目7億円、3年目10億円の販売計画。
同社は2009年からFILAのライセンス契約を結び、カジュアルウエアを量販店、カジュアル専門店を中心に販売。約60億円の売上規模になっている。
一方、テニスウエアについてはレナウンが11年までライセンス契約していたが、終了した。柴野孝雄取締役営業部長は、「量販店ブランドでも残っているのはスポーツブランド。フィラはブランド力が強く、1つのブランドでカテゴリーを広げる戦略」として、テニスウエアを展開することにした。
同社が企画・生産を行い、ラケット事業部を有するゼットが販売を担当、全国のスポーツショップ向けに販路を拡大する。既存のカジュアル商品はカットソーで1900~3900円、40~50代が中心ターゲット。テニスウエアはカジュアル品の2~2・5倍の価格設定で、ノンエージ。
このため、デザイナー、パタンナー、縫製工場も新たに構築し、合繊を中心にした機能素材、フィットして動きやすい仕様にこだわって企画する。当面は他社素材を中心に中国縫製で生産。将来的にはカジュアルと合わせ、フィラで100億円を売り上げたいという。
13春夏東京展示会は7月18日から3日間、東京・中央区の同社東京支店5階で、大阪展は25日から2日間、大阪・西区のなんばスミソウビル4階で開催。婦人で45マーク、紳士で24マークを紹介する。