VDMA「テックスプロセス2013」/テクテキ展とシナジー

2012年09月27日 (木曜日)

 「JIAM2012大阪」に合わせて来日していたドイツ機械工業連盟縫製・皮革機械協会(VDMA)のエルガー・シュトラウプ専務理事がこのほど会見し、2013年6月に独フランクフルト市で開催する国際見本市「テックスプロセス2013」をアピールした。高機能素材の国際見本市「テクテキスタイル」と同時開催となるシナジーなど利点を強調した。

 テックスプロセスは、テキスタイルとフレキシブル・マテリアル加工に関する国際見本市。縫製機器、加工機械から関連するITソリューション、ロジスティック関連まで幅広い分野をワンストップでカバーする点が特徴だ。会見でシュトラウプ専務理事は「『テックスプロセス』は、衣料に関する先進の加工技術と産業用テキスタイルを対象とした世界有数の情報プラットフォームだ」と強調した。

 テクテキスタイル展と同時開催となることから、両者連携によるメリットも強調する。この点に関して展示会を運営するメッセ・フランクフルトの「テックスプロセス」ブランドマネージメントディレクター、ステファン・ザイツ氏も「アパレルとテキスタイル加工業界全体の革新的製品が1つの会場に集結することや衣料用素材・アパレル技術と産業用テキスタイル・加工技術を1つに会場で把握できることは来場者にとっても相乗効果となる」と指摘する。

 また、今回のテックスプロセスでは、“サスティナビリティー”に焦点を当てる。シュトラウプ専務理事は、VDMAによる「ブルー・コンピテンス」イニシアチブに基づく企画にも取り組む」との方針を説明した。