帝人フロンティア/「クーリング」打ち出し/14春夏スポーツウエア素材
2012年11月30日 (金曜日)
帝人フロンティアは14春夏スポーツウエア素材で、心地よいドライ感をもたらす「トリプルドライ カラット」の春夏バージョンなど、「クーリング」「快適機能搭載」をテーマとした素材を打ち出す。29日から東西で開かれた「2014春夏スポーツウエア素材展示会」で対応素材を披露した。
14春夏に向けては、(1)遮熱素材「シーキューブ」を中心に遮熱、高通気、高UPF、冷感、ドライ機能を追求した「クーリング」(2)織・編みで展開する高機能な「デルタ」を主軸に着用快適性を追求した「フィットフォーアクティブ」(3)トリプルドライ カラットの春夏バーションなど新しい差別化素材を取り上げた「KIWAMI(極み)」(4)クールビズに対応したシャツ&パンツ素材の「テッククール」――の4つのコーナーを中心に提案する。
とくにデルタは海外での評価が高く、「世界定番になりつつある」(スポーツ・インナー部)ことから、欧米や中国、アジアなどで「DELTAPEAK(デルタピーク)」の商標を取得、今後は海外での総称ブランドとして、より幅広く展開する。一部の商品は13春夏からデルタピークのタグを付けて海外市場の店頭に並ぶ。
今回展は帝人フロンティアになって初めての開催だが、従来通り素材メーカーとして、特化素材を発信することに重点を置いた、素材ベースの展示会となっている。同展の大阪展はきょう30日まで大阪市中央区の帝人ビルで、東京展は12月4、5日の2日間、中央区のプラザマームで開かれる。