生地・副資材内販の今・「インテキ北京」で追う(中)新商品へのニーズ高まる

2013年04月03日 (水曜日)

 これまでの急拡大から伸びが鈍化した中国のアパレル販売。「インターテキスタイル北京アパレルファブリックス2013」でも売れる商品作りへ、新しい素材、副資材へのニーズの高まりが感じられた。

 「新商品へのニーズが高まるなかで、レディース向けでは日本の生地もピックアップされている」と話すのはヤギの子会社、譜洛革時〈上海〉貿易(プログレス上海)の山下哲生副総経理。同社はブース面積を昨年の約1・5倍に拡大し、新作は3倍以上の約350点を披露し、立地も良く前回の2倍以上の商談をこなした。レディース向けでは特殊な糸を使った日本の生地もピックアップされた。メンズ向けでは多品種化が進んでいるという。

 倉紡貿易〈上海〉は、様々な生地を中国で受注生産する体制を3年がかりで構築した。今回展では天然繊維使いのトリコットで作ったサマージャケットなどが来場者の足を留めた。丸編み地使いのジャケットはすでにブームになっているが、型崩れしやすいという難点があった。今回のトリコットは、その難点を軽減する素材として注目された。

 モリリンの上海茉莉林紡織品の章可為副総経理は「高級化を目指すアパレルも出てきている」と指摘する。同社は精製セルロース繊維「テンセル」使い中心にメンズやレディース向けのカットソーをそろえた。高級化を目指すなかで機能面への要求も高まり、日本企業の技術力が生きてくるという。「来場者と落ち着いて真剣な商談が出来た」と手応えも良い。

 副資材製造販売のテンタック(東京都墨田区)の中国法人、青島天徳商標のブースでは、プラスチックパッケージが好評だった。同社は「競争が激化するなかで、高級感を演出するためにパッケージにも気を配る企業が増えてきたためだ」と分析する。同社売上高に占める中国内需向けは増加傾向で推移しており、すでに15%に達している。