尾崎商事/「菅公学生服」に社名変更/創業160周年を機に

2013年05月01日 (水曜日)

 学生服製造最大手の尾崎商事(岡山市)は8月1日、「菅公学生服」に社名を変更する。

 同社は今年で創業160周年を迎え、1929年に法人組織として尾崎商事を設立して以降、初めての社名変更となる。これまで学生服や体育衣料で自社ブランドとして「KANKO(カンコー)」を販売してきた。今回、社名とブランド名を一致させることで、認知度をより高める。

 カンコーの由来が“学問の神様”として知られる平安時代の学者であり、政治家でもある「菅原道真公(菅公)」であることを明示。「世の中のために尽力した道真公のように、私たちも夢や目標への強い信念をもって道を切り開いていきたいという想い」の再認識に加え、事業領域をより分かりやすくするために「学生服」を社名に加えた。

 さらに社名変更に伴い、「社名を表すロゴマーク」「ブランド・商品など事業を表すロゴマーク」を同一ロゴで展開し、カンコーブランドの統一したイメージを構築する。

 尾崎茂社長は社名変更について、「カンコーブランドの由来を見詰め直し、原点を大切にしていこうという思いを込めた」と話している。