旭化成せんい、東レ/テクテキスタイルへ出展/独自不織布や車両資材提案

2013年05月08日 (水曜日)

 旭化成せんいと東レは6月11~13日、ドイツ・フランクフルトで開催される世界最大の産業用繊維・不織布見本市「テクテキスタイル」に出展する。

 旭化成せんいは今回で4回目の出展となるが、これまでの出展を踏まえ、顧客・市場から価値を認知される独自不織布や素材を、適した用途に紹介することで、欧州での拡販につなげていきたいという。東レは7回目の出展で、メーンテーマを「グリーンイノベーション」に設定。環境対応素材、高機能素材、自動車関連素材の3カテゴリーで、グループの産業用繊維製品をアピールする。

 旭化成せんいはカーシートやカーシート用スキンクロスなどの自動車用途、飲料用・工業用などのフィルター用途、フェースマスクなどのスキンケア用途、工業用ワイパーやメディカル用途、シールド材などのエレクトロニクス用途、粉体の包装材や工業用テープなどの資材用途向けの各種不織布や素材を提案する。素材では欧州でカーシート地向けに販売を拡大している「ラムース」「ベンリーゼ」、ポリエステルSMS(スパンボンド=SBとメルトブローの複合不織布)「プレシゼ」、熱成型SB「スマッシュ」などを出品する。

 東レは耐熱繊維であるPPS(ポリフェニレンサルファイド)繊維「トルコン」、フッ素繊維「テフロン」やナイロン、ポリエステルなどの自動車関連素材、各種モノフィラメント、バイオポリエステル繊維やPLA(ポリ乳酸)「エコディア」などを訴求する。また、同社グループでは英国の織布・染色子会社であるトーレ・テキスタイル・ヨーロッパも出展する。