ごえんぼう

2013年06月14日 (金曜日)

 「シナジーを狙う」。企業の事業統合など機構改革の狙いの一つとして、よく使われるが、言葉通りにうまくいくとは限らない。10~13日、ドイツ・フランクフルトで開催された「テクテキスタイル」「テックスプロセス」も相乗効果を掲げた▼しかし、2度目となるほぼ同時期開催も、産業用繊維・不織布と縫製機器・関連技術という違いもあって「シナジーにはあまり実感がない」という出展者の声は多い▼もっとも、出展者側も相乗効果を生み出すような工夫を取り立ててしているわけではなく、主催者の目論見通りにはいっていないようだ。「相乗」とは2つ以上の数を掛け合わせること。足し算ではなく、プラスαが求められる▼それが生じなければ統合する必要性はあまり高くない。否、スリム化という面では統合効果は大きいのかも。それを隠すための、横文字の心地よい言葉が「シナジー」なのかもしれない。勘繰り過ぎか。