伊藤忠商事/「アウトドアプロダクツ」初の総合展/中国中心にアジアにも

2013年08月29日 (木曜日)

 伊藤忠商事は27日から2日間、東京都港区のライト・ボックス・スタジオ・アオヤマで、「アウトドアプロダクツ」総合展示会を開いた。同社は昨年11月に米国アウトドア・レクリエーション・グループの「アウトドアプロダクツ」ブランドの世界19地域の商標権を取得。今回が商標権を取得して以降の初の総合展となる。

 商標権を取得したのは日本、中国、香港、韓国、台湾、インドネシアなどアジア13地域、中東4地域、南米2地域である。これまでキタムラトレードサービスがマスターライセンシーとして、バッグ、カジュアルシャツ、アンダーウエア・ソックス、レインギア・傘、タオル、サングラスなど13のライセンシーがブランド展開していた。上代で70億~80億円規模。伊藤忠商事はアジアなどの商標権を得たことで、同ブランドの世界観をより広い範囲で一層強固なものとして発信する。

 同社は「中高生をメーンに日本市場に浸透しているブランド。アイテムも幅広く、卸中心だが総合的なショップ開設も検討したい。現状を維持するが、シューズ関係は拡大が期待できる。中国を中心に代理店を増やし、アジアにも拡大。コラボ企画やネット販売にも注力する」考えだ。