商機創出「JAPANTEX2013」/「Q Designs(Qデザイン)」
2013年09月13日 (金曜日)
“カラーウィール”を提案
カーテンを主体にいす張り地などを展開する英国の高級インテリアファブリックブランド「Q Designs(Qデザイン)」は、日本総代理店のメサテックスジャパンを通して「ジャパンテックス2013」に初出展することで、3月に世界で発信した「カラーウィール」システムの日本での拡大を図る。
同ブランドを展開するQデザイン社は、英国最大のオーダーカーテンメーカーであるエナ・ショウグループの一員。エナ・ショウは1990年代以降、ウェブによる注文で翌日発送するオーダーカーテン「カーテン・エクスプレス」ブランドで急速に拡大し、2010年からは本格的にコントラクト分野にも進出している。
学校や病院、ケアハウス、公共施設への供給をはじめ、昨年のロンドン五輪では選手村にある1万6000以上の窓にカーテンやブラインド、レールなどを納入した。
Qデザインは英国王室御用達のブランドで、同グループでも最上位の位置づけだ。シェニールや刺繍、プリントなどバラエティーに富んだ生地は、イタリアや英国で生産され、最新のデザイントレンドが反映されている。
今回提案するカラーウィール・システムは、見本帳に代わるインテリアファブリックの新しい販促ツールとして期待されている。
可動式の円形スタンドに、従来品より約30%縮小したサイズのハンガー見本84本をセットしたもので、場所を取らずに、ギャラリーやコーナー展開と同等の販促効果が期待できる。
そのハンガー見本は1色1本で製作しているため、大半のエンドユーザーがカーテンを選ぶ際のポイントである色をベースに、テーマに沿ったディスプレーを実現する。
色柄のアップデートに関しては、年2回の改廃で、ロンドン、パリ、ミラノの最新トレンドをいち早く取り入れると同時に、メサテックスジャパンとの連携により、日本市場に適したテーストで展開する。
カット対応の生地販売も可能だが、ジャパンテックスを機に、高級で洗練された手縫いスタイルのドレープ、中わたの入った重厚なシルクカーテンなど“高級な英国仕立てのオーダーカーテン”を改めて訴求する。