カケンテストセンター/12月に堀江ラボ新設/神戸ラボはインフォセンターに

2013年10月28日 (月曜日)

 検査機関のカケンテストセンターは、12月中旬に大阪市内に堀江ラボ(大阪市西区)を新設する。これに合わせて11月末で神戸ラボ(神戸市)の試験室は閉鎖し、試験業務は堀江ラボに移管する。神戸ラボは、神戸インフォセンターにリニューアルし、引き続き検査受付業務とアドバイス業務を継続する。

 カケンテストセンターではこれまで神戸ラボを拠点に神戸のアパレルやケミカルシューズメーカーなどを主要クライアントとして検査業務を行ってきたが、近年ではアパレルの東京シフト加速やケミカルシューズ産地の縮小などもあり、神戸ラボでの検査需要が減少していた。

 一方で大阪ミナミの堀江地区などは近年、若者の新たなファッションスポットとして活性化しており、新興のセレクトショップやアパレル、服飾雑貨メーカーも堀江地区に集積され始めた。このためカケンテストセンターでは、今後の検査需要拡大を見越し、堀江ラボの新設を決めた。

 今回の再編によっては、カケンテストセンターの関西地域での拠点は大阪事業所の本所(大阪市西区)、本町インフォセンター(大阪市中央区)、神戸インフォセンター、堀江ラボ、そして京都試験所(京都市中京区)の5カ所となる。

 神戸ラボから堀江ラボに試験業務を移すことで、大阪事業所の試験キャパシティは拡大することになる。