ここに習え!ネット通販/POPSUGAR Inc.ShopStyle Japan/ディレクター今井礼子氏
2014年01月16日 (木曜日)
「ShopStyle」 http://www.shopstyle.co.jp/
キュレーションコンテンツの提供でがけない商品との出会いを演出
ファッションアイテムの検索サイトとして2007年2月に米国でサービスを開始した「ShopStyle」。さまざまなブランドの商品の横断的な検索が可能で、ユーザーは欲しい商品を見比べて最適なECサイトを見つけられる。ユーザーとECサイトの橋渡し的な存在だ。2012年の実績では、年間1億7000万クリックを提携するECサイトに誘導している。日本版は2010年7月にオープン。掲載ECサイト数は160以上、掲載アイテム数は100万以上にのぼり、現在も増加中だ。
昨年11月、ShopStyleは大幅なリニューアルを遂げた。主なポイントの一つはキュレーションコンテンツの拡充。ShopStyleの専用エディターが、季節やシーンごとにお勧めのアイテムを紹介する「EDITOR’S PICK」を開始したのだ。その理由についてShopStyleを運営するPOPSUGAR Inc.の今井礼子氏は次のように説明する。「目的を持った買い物だけではなく、空き時間などにサイトを見て買いたいものに出会えるような、“発見”につながる部分の強化も必要だと認識し、キュレーションコンテンツを開始しました」と話す。
誘導先のECサイトからの要望にも応えられる。新商品やキャンペーンの情報を集中的に伝えて欲しいという声に対し、キュレーションコンテンツでは、そうした要望に沿った内容を提供できるからだ。
無料で提供しているiPhone・iPadアプリの強化も行った。Webサイトと連動させてEDITOR’S PICKを見られるようにしたり、セール通知やお気に入り登録の機能を向上させた。また、アプリの使い方がわかるチュートリアルをつけて、アプリを初めて利用するユーザーに配慮した。
「現在、ShopStyleへのアクセスの半分程度がスマートフォンなどのスマートデバイスからになります。毎月その割合が伸びており、スマートデバイス対応の強化は重点項目です。誘導先のECサイトを運営するブランドさんも同様で、スマートデバイス対応については、ともに進化をしている状況ですね」(今井氏)
検索に特化したサイト構成に発見の喜びが加わったShopStyle。こうした取り組みによって、提携するECサイトへの送客数増とECサイトの売り上げへの貢献を目指す。また、これからECサイトを構築しようとするブランドにとっては、ShopStyleと提携することで多くのユーザーの検索対象になるため、ユーザーへの認知を高めることにもつながる。「ShopStyleを利用していただければ、ECサイトの存在を知らなかったユーザーを誘導できるようになります」(今井氏)
新着「ネッ活」ニュース/AXIS Q1614
アクシスコミュニケーションズ http://www.axis.com/ja/
産業向けに最適なネットワークカメラ
アクシスコミュニケーションズは、固定ネットワークカメラ、屋内用「AXIS Q1614」、屋外対応「AXIS Q1614-E」を発売した。
両製品は、HDTV 720pの高解像度で、従来の一般的なカメラに利用されていたフレームレートの約2倍となる50fpsもしくは60fpsで撮影・録画できる。例えば、製造ラインのベルトコンベアーに乗ってさっと通り過ぎるような素早い動きの被写体であっても詳細を鮮明に捉え、識別の精度を高められる。
また、太陽光が極端に明るい場所と暗い場所の両方を作り出すような、明暗の差が大きく複雑な光条件でも撮影できる。こうした厳しい撮影環境にあっても黒潰れや白飛びを生じさせることなく、均整な画像を提供する。
加えて、設置にかかる時間を短縮し、最適なカメラセットアップをサポートする設置機能も新たに導入されている。
AXIS Q1614、AXIS Q1614-Eは産業向けの利用に最適なネットワークカメラとなっている。
新着「ネッ活」ニュース/クレアコンポⅡ
東レACS http://www.toray-acs.co.jp/
最新IT環境に対応したアパレルCAD
東レACSは、アパレルCADソフト「クレアコンポ」の後継として、「クレアコンポⅡ」を2014年4月に発売すると発表した。
初代クレアコンポは発売開始後10年が経過し、近年のIT環境への適応が難しくなっている。そこで東レACSは今後の新しいIT環境にも対応でき、さらにアパレルの上流工程である企画・設計工程の生産性向上を提案できるアパレルCADソフトとしてクレアコンポⅡを開発した。
発売後は毎年バージョンアップを実施し、常に最新のIT環境・入出力機器などに対応できるよう進化させる。同時にユーザーのさらなる活用を促すために、サポート&サービスのレベルも向上させていく。
クレアコンポⅡは、初代クレアコンポの上位互換性を確保しており、ユーザーが保存しているデータはそのまま使用可能。将来にわたってクレアコンポのデータを安心して活用できる環境を用意する。