「インターテキスタイル上海秋」/3500社超が参加へ/欧州からの出展拡大

2014年06月17日 (火曜日)

 メッセフランクフルト〈香港〉によれば、「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス―2014年秋」は10月20~23の4日間、上海新国際博覧センターの15展示館(総展示面積約17万平方メートル)に、中国の国内外から3500社以上が集結して開かれる。

 今年、開催20週年を迎える同展は、拡大する中国ミドル・アッパー層を中心に、この地域の成長の可能性を活用するために不可欠なプラットホームとして成長してきた。

 西1号館の「サロン・ヨーロッパ」やその中に設置される「ミラノ・ウニカ」パビリオンの人気定着がそれを表す。欧州の出展者は、同展を最高級製品のアジア市場での需要拡大の機会として活用している。今年はフランス、ドイツ、ポルトガル、スペイン、トルコ、イギリスなどからの出展が拡大する。

 最新のアイディア、トレンド、その応用物などを展示するために、西1号館には全世界から集まったクリエーティブなパターン・デザイン・スタジオに様々な機会を提供するクリエーティブ・デザイン・ゾーンを設ける。

 西2、3号館には、今年もインド、インドネシア、日本、韓国、台湾、タイなどアジアのパビリオンや展示ブースが並ぶ。東6、7号館では、中国を含む世界の服飾資材・付属品のサプライヤーを見付けることができる。

 業界でますます重要なテーマとなっているエコについては、西4号館で2度目となる「サステイナビリティーのすべて」ゾーンを展示する予定だ。

 西5号館の「ビヨンド・デニム」はデニム製品の需要増に対応してリニューアル、拡大された。フランスのトレンドセッター、ネリーロディ社によって新イメージに改良され、幅広い種類のプレミアム・デニムに焦点を当てる。

 今年も同時開催としてファイバーと糸の国際展「ヤーンエキスポ2014秋」と国際ニット展「PHバリュー」が10月20~22日に開かれる。