帝人フロンティア/被ばく防護システムにエアロシェルター採用

2014年06月17日 (火曜日)

 帝人フロンティアの超軽量大型仮設エアテント「エアロシェルターII」がこのほど、原子力機器メーカー、再処理機器(東京都港区)の原子力災害時用「クリーンエアシェルター」(7月発売)に採用された。

 同製品は迅速かつ容易に設営可能な放射線被ばく防護シェルターで、仏アレバの高性能微粒子フィルター技術を使用した空気浄化ユニットと自立電源にエアロシェルターIIを組み合わせたもの。原子力災害発生時、空気浄化ユニットにより、外気の放射性物質を99・99%除去した清浄な空気をエアシェルター内に供給して設営し、避難者を内部被ばくから守る。

 大型ながら軽量で短時間で設営でき、またコンパクトに保管できるというエアロシェルターの特徴が評価され、今回の採用に至った。

 再処理機器はきょう17日、青森県六ケ所村の大石総合体育館で午後2時からプレ発表会を開催し、製品コンセプト紹介と展張実演を行う。