ITMAアジア+CITME2014/中国、アジアへ熱い商談/日系出展企業
2014年06月20日 (金曜日)
【上海支局】国際繊維機械見本市「ITMAアジア+CITME2014」が、きょう20日、上海新国際博覧センターで5日間の会期を終える。前半は天候に恵まれなかったものの、3日目、4日目は雨も上がり多くの人が訪れた。日系出展企業も開催地の中国市場はもちろん、インドなどの海外来場者とも熱心な商談を繰り広げた。
<阿波スピンドル/環境対応の各種ノズル>
阿波スピンドルは環境対応の各種ノズルを紹介。ウオータージェット(WJ)織機用やエアジェット(AJ)織機用など、水や空気の消費量を抑えたノズルを提案する。木村雅彦社長は「環境に対応しながら、生産原価の低減に役立つことが重要」と指摘する。
WJ織機用ノズル「HSRタイプ」は水の消費量を抑えた商品。AJ用の「TAタイプ」は内部構造を変更し、効率を高めた。スパンデックス用のノズルでは空気消費量も削減するとともに、ノズル本体を一体化し洗浄しやすくなった。
<高山リード/供給途絶えた商品復活>
高山リードは経糸の準備工程で使う「フックリードフラットワイヤータイプ」を初めて紹介した。世界で生産する企業が無くなっていた商品で、同社への問い合わせも多かった。石過修常務は「引き合いも多い」と手応えを話す。前回よりブース位置が良く、同社ブースへの来場者が増えている。
そのほか、エアジェット織機の筬の検査、洗浄機なども提案した。石過常務は「中国でも高品質なものが求められ、高くても良いものなら買ってくれる」と指摘する。
<モリモト/ジャカード用部品提案>
モリモトはジャカード織機用のハーネスやガイドボードを紹介している。ハーネスではコーティングを改良し、耐摩耗性が向上し、より高速度に対応をすることが可能となった。
同社の販売は供給が間に合わないほどの好調ぶりで、今回展でも納期についての問い合わせが多いという。さらに、インド、トルコ、パキスタンなどの海外客の関心も高かった。
同社では今年3月から、東南アジアなども管轄する台湾事務所を開設している。
<AIKIリオテック/多様なスラブ糸に対応>
AIKIリオテックは多様なスラブ糸の生産が可能な糸加工機「ATS―600」を紹介する。
これまで、スラブ糸の生産には種類ごとの機種が必要だったが、蓄積した技術の組み合わせにより、1台で様々な種類への対応が可能となった。営業部の白石竜太氏は「既存客も多いが、新機種に興味を持ってくれている」と言う。
<大栄科学精器製作所/各種試験機紹介>
大栄科学精器製作所は日本製の検査、試験機器を紹介した。自動車内装向けや静電気、機能性の試験機などを訴求。堅ろう度の試験機が根強く売れているという。光枝望営業部部長は「日本向けを扱う企業が日本製機器の信頼感から購入してきたが、中国企業や中国の検査機関での導入も増えている」と指摘する。




