「ITMAアジア」手応え得る/最新機種で中国開拓/インクジェットプリンター各社

2014年06月23日 (月曜日)

 【上海支局】20日まで上海で開かれた国際繊維機械見本市「ITMAアジア+CITME2014」ではミマキエンジニアリング、コニカミノルタ、東伸工業、セイコーエプソンなど日本のインクジェットプリンターの有力メーカーが最新機種をアピールし、注目された。

 中国で昇華転写タイプが好調のミマキエンジニアリングはそのフラッグシップモデル「TS500―1800」などを前面にアピール。現在、汎用機の「JV33」シリーズが好調な売れ行きを見せている。

 一方で注力しているのが大型で鮮やかな発色、高い生産性を誇る「TS500―1800」の拡販である。縫製メーカーやアパレルなど、ターゲットの裾野を広げ展開していく。

 今回展を機に本格的に中国市場へ参入する方針のコニカミノルタ。今夏には上海に拠点を設立する予定だ。それだけに「ナッセンジャープロ1000」「同120」などの最新機種の実演展示はもちろん、ミラノで来年開催する「ITMA2015」での新開発機の発表をパネルで告知した。新開発機はヘッドを固定し、搬送するテキスタイルにインクを吹き付けるシングルパス方式で、超高速性が特徴という。

 インクジェットプリンターはこれまで、累計で約400台は納入しているという東伸工業。今回展では毎時340平方メートルという高速加工を可能にする「イチノセ2040」を前面にアピールした。また、同社のインクジェットプリンターは古い機種であっても、ヘッドなどのパーツを替えることで最新のものにアップグレードできる。

 一方、今回が初出展となるのがセイコーエプソンの現地法人、愛普生〈中国〉だ。

 中国市場向けには昨年からインクジェット捺染機の販売を本格化している。今回展には機器だけでなく、「エプソン“活的色彩DS”サブリメイション・トランスファー・インク」を主役に据えた。このインクは「エコテックススタンダード100」の認証も取得し、乳幼児向けでの安全性も打ち出す。

 さらに堅ろう度も高い。「来場者は想像よりは少ないが、成約件数は少なくない」と手応えを感じている。