菅公学生服「大山工場」で開所式/初年度3万点生産へ
2014年08月07日 (木曜日)
学生服製造最大手の菅公学生服(岡山市)は6日、「菅公アパレル大山工場」(鳥取県大山町)の開所式を執り行った。初年度の生産量は詰め襟学生服を中心に3万点を計画。尾崎茂社長はあいさつで「モノ作りの精神を受け継ぎ、立派な工場に育てる」とともに「大山町に愛され続ける工場作りを目指したい」と述べた。
今回の新工場設立は19カ所目の自社工場で、投資額は約5億円。既存工場ではフル生産が続いており、生産を補完するため工場の新設に至った。米子工場(鳥取県米子市)を基幹工場とし6つの衛星工場から成る「米子工場グループ」の近隣に立地し、米子工場から車で20分の位置にあるため技術支援しやすく、本社のある岡山からもアクセスが容易。鳥取県や大山町からの助成があることも進出の決め手となった。
工場は昨年8月に撤退した旧大山電機工場の建屋を改装。従業員は米子工場からの応援も合わせて70人で早期に100人にするとともに、生産量も次年度には6万点を計画する。
尾崎社長は「国内の生産拠点は数々あるが、心を一つにして品質の飽くなき向上や、徹底した納期管理をしていきたい」と抱負を述べた。
来賓の鳥取県商工労働部の岡村整諮部長は、人材確保について地元高校など「相互交流できる仕組みを作り、人材育成に誠心誠意尽力する」とあいさつ。大山町の森田増範町長は「1年前、大山電機が撤退し、雇用面で不安な時期もあったが、すぐに進出を決めていただき、操業に至ったことはとてもうれしい」と感謝の意を示した。
鳥取県への縫製工場の進出は2012年10月にスクールシャツなどを生産する山下産業(岡山市)がスクール向けニットシャツの増産のため、鳥取市内に縫製工場「フロンティアファクトリー」を稼動。先月にはトンボ(同)が鳥取県倉吉市にブレザーの生産を中心とした縫製工場「トンボ倉吉工房」を稼働し、学生服メーカーによる鳥取県への投資が相次いでいる。




