ごえんぼう

2014年08月14日 (木曜日)

 繊維資材の伝統分野である帆布。その主力用途の一つ、トラックの幌を見かけなくなって久しい。荷台のアルミ化が進んだためで、合繊メーカーの繊維資材担当者は「幌に戻ることは難しいだろう」と分析する▼かつてアルミは分厚く重かった。このため、過積載対応には軽量な幌が向くなど様々な提案が行われていたが、アルミも今では薄く軽量化され、もちろん安くなった。そんな日本に対して、欧州のトラック輸送は今でも「圧倒的に帆布が多い」と言う▼国境を数多く越えるのがその理由。何度も荷物のチェックが入るため、帆布の方が使いやすいからだ。横側だけ帆布を使用したものやカーテン式など様々な種類がある▼確かに、ドイツで隔年に開催される産業用繊維・不織布の国際見本市「テクテキスタイル」も、帆布など重布の出展者がやたらと多い。衣料繊維だけでなく、繊維資材も国・文化が違えば違うということか。