菅公学生服/7月期増収減益見通し/地域密着でカンコー強化
2014年09月12日 (金曜日)
学生服製造最大手の菅公学生服(岡山市)の7月期(2013年8月~14年7月)決算は、順調にモデルチェンジ校の新規獲得が増えたことなどで増収になりそうだ。
一方で原材料高が深刻化しており、減益を見込む。尾崎茂社長は今期について「引き続き地域密着を掲げて、『カンコー』ブランドを強化する」と述べた。
14入学商戦は、子供たちの未来を応援する「ドリームプロジェクト」や、先生の教育現場での課題解決を支援するプロジェクト「カンコーマナビプロジェクト」など「単なる制服メーカーとしてではなく、ワンランク上を目指してきた」(尾崎社長)。
さらに「よりよい学校生活でのサービス向上を強化し」、都市部だけでなく地方でもモデルチェンジの新規獲得が増えた。スポーツ衣料についても前期から関東で専任担当者を配置し、営業力を強化してきた。また、スポーツ選手を招き子供たちと触れ合う機会を持たせたイベントなどを催し「学校では体験できないことを推進してきた」。これらにより売り上げが堅調に伸びた。
今期については引き続きカンコーブランドの強化を図る。岡山県立岡山南高校との「岡山南高校服飾デザイン科産学連携実学体験プロジェクト」や、岡山県立津山商業高校の「津山天神人形復活プロジェクト」の支援といったキャリア教育の推進などで学校との関係を強める。
8月に稼働した菅公アパレル大山工場(鳥取県大山町)は従業員を現状の70人から来年3月までに100人に増やしたうえで、生産としては学生服を中心に3万点、7月までに6万点を計画する。
素材メーカー各社が値上げを発表するなかで、景気が戻ってきたのは土木・建築など一部であり、「子供の制服にお金をかけられないが、どうしても買わなくてはいけない実情がある」ため、制服そのものを早急に値上げしていく可能性については否定。原材料高が続けば「海外の代替素材の使用も仕方がない」と述べるとともに「(学生服)メーカーの試練のしどきになる」と語った。




