繊維ニュース

上海科懇検験服務/修正部門をスタート/一貫サービス提案

2015年01月13日 (火曜日)

 【上海支局】カケンテストセンターの中国拠点、上海科懇検験服務は、付加価値サービスとしての修正部門を立ち上げた。

 今までは素材の試験がメーン業務であり、不具合が出た際には、”相談に乗る“という形で助言をするにとどめていた。今回の新部門立ち上げにより、さらに踏み込んで、試験から修正まで一貫して行うサービスを提案していく。修正業務を行う1社と提携し、担当者が上海科懇検験服務のオフィス内で受け付けなどに対応する。

 牟田勝広総経理は「単純にデータを出して終わりではなく、もう少し積極的に顧客に対してかかわっていきたい」と狙いを明かす。いずれは修正業務も同社の敷地内で行うことも見据える。

<ローカル企業開拓進める>

 上海科懇検験服務の2015年は中国ローカル企業や外資系企業向けをさらに進めていく。

 14年は円安の影響や、生産地のアセアン地域へのシフトの影響を受けた。また、この1、2年で価格要求が厳しくなっているという。牟田総経理は14年の業績について「売り上げは昨年と同じくらいだが、利益はきつかった。ただ、固定費の上昇、この為替環境のなかでは健闘した」と話す。

 同社の実績はほぼ日系企業向けだったが、日系企業の撤退・縮小に伴い、中国ローカル企業向けに取り組み始めている。「データの信頼性や、日本の品質という点でうまく取り込みたい」(牟田総経理)と言う。

 ネットを通じた情報発信にも取り組み始めた。昨年10月31日には同社の中国語版ホームページを立ち上げたり、中華圏の大手SNSで「微信(WeChat)」に公式アカウントを作って情報発信したり、様々な形でローカル企業向けへのアプローチを図っている。